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そろばん人気、商人のDNA 塾生徒が日本一多いのは…

 数字を計算するなら、電卓やスマホ、計算ソフトを使うのが当たり前の時世。なのに大阪人が今も変わらずたしなみ続けるものがあります。それが、そろばんです。



 幕末から大正の大阪の実業家の女性をモデルにしたNHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」には、頻繁にそろばんが登場した。幼いころのヒロイン・あさは「パチパチはん」と呼び、そろばんに憧れた。

 ドラマ撮影に古そろばんを貸し出したのは、大阪府豊中市の大垣憲造さん(72)だそうだ。そろばん塾経営の傍ら、私設資料館を開いている。貴重品や珍品までそろばん約1千丁と、5千冊もの文献・資料を所蔵するマニアであり、珠算史研究学会副会長でもある。

 2月上旬、大垣さんの珠算塾を訪れると、夕方は50席余りの教室内が生徒でびっしり。「よーい、はじめ!」のかけ声とともにパチパチ音が響く。幼稚園年長から習う小3の森脇未都(みと)さんは「始めたときからパチパチとした音が好き」。個人練習になると騒がしいが、みんな自分の手元に集中している。

 少子化や習い事の多様化で、そろばん人口は1980年ごろを境に減ってきたものの、「脳トレ」ブームで、思考や創造性をつかさどる前頭葉を刺激すると見直された。大垣さんによれば、近年は就学前に習い始める子が多い。紙に書いて計算する筆算を学ぶ前にそろばんに触れる方が珠(たま)をイメージしやすく、暗算も上達が早いとか。

 
2018年02月21日(水)   No.3868 (議員活動)

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