千葉県選挙管理委員会は6日、県議選浦安市選挙区(定数2)で市選管が投開票事務を行っていない問題で、このまま10日の投開票日を迎えた場合、後日、同選挙区の再選挙を実施するとの方針を示した。
同選挙区は、市と市選管が東日本大震災の影響で投開票所などの安全性が確保できないとして、投開票事務を拒否。告示日には3人が立候補したが、期日前投票などを含めて、このまますべての投開票作業が行われない見通しだ。
県選管によると、その場合、12日に開かれる選挙会で浦安市選挙区の当選人が決まらないことになる。県選管の志村勇亮書記長は「当選人がいないので再選挙となる」との見通しを述べた。総務省と協議した上の見解という。
公選法によると、選挙会翌日から14日間は選挙に対する異議申立期間で、再選挙は27日から50日以内に実施される。実際には5月6日告示、15日投開票が最短の日程とみられるという。
県議会事務局によると、浦安市選挙区の議員がいない状態で県議会が開かれても、2人の欠員であれば制度上の問題はないという。
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