医療法人「徳洲会」グループから5千万円を受け取った猪瀬直樹・東京都知事(67)は29日、定例会見で、問題発覚後に徳田毅衆院議員(42)と連絡をとり、借入金だったことを確認したと述べた。現金を保管していた貸金庫は、5千万円が入る大きさと説明した。一方、都議会で「心配をかけた」と陳謝した。
知事によると、毅氏とは第三者を介して連絡を取り、「借用証を徳田さんの前で書いたということを確認した」という。「疑われているので、そうじゃない」と確認するためだったとしている。ただ、連絡の時期は「はっきり覚えていない」と述べた。
毅氏が衆議院に提出した今年3月22日付の資産報告書では、猪瀬氏への貸付金の記載はなかった。知事は「徳田氏が借用証にサインしてくれと言ったからサインした」と繰り返した。5千万円を銀行口座に入れなかった理由は「特にありません」と語り、5千万円が貸金庫に入ったのかとの質問には「入る大きさ」と反論した。 一般常識からは考えられない言動と行動。釈明にはなっていないと思う。
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