福岡県小郡市の立山稔市議(49)が、道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで書類送検されていたことがわかった。立山市議は「公人として大変申し訳ないことをした」と話しており、24日に市議会議長に辞職願を提出し、許可された。
小郡署によると、立山市議は3月上旬、小郡市内で酒気を帯びた状態で車を運転した疑いがある。
立山市議らによると、立山市議は3月4日夜、佐賀県基山町内の飲食店で、平安正知市長を含む計4人で会食。ビールや焼酎を飲んだ後、タクシーで小郡市内に戻った。その後、自宅近くに止めていた軽乗用車を運転したが、路肩の縁石にぶつかり、車の外に出ていたところを警察官に発見された。署によると、呼気から基準を超えるアルコールが検出された。
立山市議は昨年4月の市議選に無所属で立候補し、初当選した。立山市議は「判断能力が欠如していた。なぜ運転したかわからない」と話している。平安市長は取材に対し「飲酒運転撲滅の先頭に立つべき市議が、このような事件を起こしたことは痛恨の極みだ」と述べた。
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